先日より、レッスン内でキープ奏法の聴き分け練習を目的としたYou Tube動画の視聴、分析等を始めました。その上で、通常のピアノレッスン内、ソルフェージュレッスン内、それぞれで行う時の違いや基本形が見えてきましたので補足いたします。
〇生徒さんのレッスン曲に、キープ奏法のおすすめ動画がある時
→通常のピアノレッスン内で行います。
※既に練習されている曲が題材ですので、すぐに始めることができます。
〇ピアノレッスンの曲とは別に、私が選んだ曲の動画を使う時
→ソルフェージュレッスン内で行います。
※譜面に関しては、基本的に私が用意します。
クラシックの曲→IMSLP等の楽譜を使用。
ジャズ、ポップス等の曲→私が耳コピで作成した譜面等を使用。
※実際に弾いて試してもらうため、曲全体ではなく、特定の一部分を扱うのが基本になります。
その他、重要な点として、聴き分け練習の際には私がレッスン内で一番おすすめしている「脱力(ダラダラ)キープ奏法」ではなく、「手、指に少し力を入れたキープ奏法」(仮称)の動画視聴がメインとなる点を挙げておきます。
ここでその理由の全てを書くことは難しいですが、
1.「脱力(ダラダラ)キープ奏法」だけでは、動画のサンプルが少なすぎること。
2.キープしているタッチ(手、指の脱力具合、更に言えば鍵盤の底に加える重さ)の違いによって、同じキープ奏法に分類できる場合でも、演奏中の指さばき、仕草等には大きな違いが出るため、「脱力(ダラダラ)」以外のキープ奏法も知ることによって、キープ奏法の包括的理解を目指すこと。
ひとまず今日は、上記2点の理由を書いておきます♪