ブログを更新できておらず申し訳ありませんが、キープ奏法のアップデートは常に続けています。
今日は、主に普段レッスンを受講いただいている方に向けまして、キープ奏法に関係する用語を整理したいと思います。レッスンでは用語の意味をできるだけ限定して使うことで、少しでも分かりやすくできるよう心がけておりますので、確認してみてください。
◎タッチと打鍵
タッチと打鍵という言葉は、一般的に明確な区分がなされておらず、少しアバウトな形で使われることが多いと思います。私も以前はそうでしたが、誤解を招くことをできるだけ減らすため、下記の様な使い分けを始めました。
〇タッチ
→手、指の脱力具合のこと(一部、鍵盤の底に加える手、指の重さのことも含めることがあります)
〇打鍵
→鍵盤を弾く動作のこと(その他、ぴったりな言葉かは微妙なところですが、鍵盤を「押す」、「下げる」動作と言い換えることも可能だと思います)
☆レッスンでの使用例
〇ダラダラのタッチをキープして→(手、指をダラダラの脱力具合でキープして)
〇~の和音をためらわずに打鍵して→(~の和音をためらわずに弾いて)
◎強い打鍵、弱い打鍵
☆キープ奏法では、およそメゾピアノ、メゾフォルテあたりの音量を境として、音量の大きい方の打鍵を「強い打鍵」、小さい方を「弱い打鍵」と2種類に分類しております。以前は「指を十分に使った打鍵」「指を少しだけ使った打鍵」と話しておりましたが、どうも長すぎて言いづらく…笑
上記の言い回しに変更しました。2種類に分類する理由は長くなりますので割愛しますが、この分類によって様々な場面で説明が容易になります。
◎積極的キープ奏法と消極的キープ奏法
〇積極的キープ奏法→「強い打鍵」と「弱い打鍵」両方を自由に使いながらタッチをキープしている奏法
〇消極的キープ奏法→「弱い打鍵」の時だけタッチをキープしている奏法
☆「弱い打鍵」の時はタッチのキープがある程度掴めているものの、まだ「強い打鍵」ではキープできていない時に、上記の言い回しをよく使っています。小ぢんまりとおとなしい演奏に聴こえがちな状態です。
他にも色々ありますが、今日は特に重要な用語を整理してみました。レッスンの確認、復習に役立てていただけましたら幸いです♪