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キープ奏法~聴き方のポイントはある?

キープ奏法のタッチの感覚を掴めた後は、演奏を聴いてすぐに違いがわかるようになることが感覚のぶれを防ぐ上で大切になると思います。

 

ですが聴く上でのポイントは何か、となるとこれは中々言葉のみでの説明が難しく、レッスンの中で実演を交えつつのコミュニケーションが大切になる部分ではあります。

 

そうは言うものの、これまでに私は何度も聴くことでのタッチのキープの識別ができなくなったことがあり、しばらくして感覚を取り戻しまた違いがわかるようになる、といったことを繰り返してきましたので、これまでの体験に基づく反省も踏まえ現時点でこれだけは言えそうだと思うことを幾つか挙げてみます。

 

☆細かな部分を集中して聴いたり、聴音の書き取りのように1音1音を聴くのは✖。

☆趣味の音楽鑑賞のようにリラックスして音楽全体を普通に聴くのが〇。

 

以上を踏まえた上で、

☆鍵盤の底を1枚の板のような物と見立て、その上を這って弾いているように聴こえるとキープしている(タッチをキープせずバウンド等が起きる場合タッチの重みの上下動が聴こえる)。

 

分かりにくい説明で恐縮ですが、聴き方のポイントについてはレッスンでも時折扱う話題でもありますので、少しでも参考にしていただけましたら幸いです。